道筆シェフのお勧め店
酒菜亭とらや
〒901-2111
沖縄県浦添市経塚18-11
TEL:098-873-1075
こんにちは、道筆博です。
自分は、酒菜亭とらやはいろんな目的で行きます。まず沖縄一の石垣牛が食べれるお店だから。知人の芸能人の方を招待できるお店だから。地元の方々とゆんたく(おしゃべり)ができるお店だから。ほっとしたい時、大将と女将さんの顔を見ながら、日頃の疲れを癒してくれる所だから。俺は沖縄のお店の中でとらやが一番好きや。 地元の方も観光客の方も大将の料理と女将さんの笑顔で乾杯を…
お客様へ、とても地元で人気店なので、必ず食べたい料理をオーダーして(予約)沖縄の夜を楽しんで下さい。
道筆 博
文:島仲典子さん
写真:泉公さん
地元のサラリーマン、OLから、沖縄大好き芸能人から移住組まで、「美味しい」が大好きというありとあらゆるグルメが集まるという「酒菜亭 とらや」に初めておじゃましました。メニューの数、ざっと数えただけで150種。石垣牛、アグー、黄金地鶏などの厳選素材を使用した料理から、和、洋、中、そして沖縄家庭料理まで、実に多彩で、すべてが美味。雰囲気はカジュアルで、味は一流。「みーつけた!」、「教えたいけど教えたくない」という気持ちにさせられるお店です。
ライター 島仲 典子
■石垣牛あぶり寿司 \2,000
ブルーの洒落た琉球ガラスを手に再び女将さん登場。「石垣牛のあぶり寿司です」。「キャー、待ってました!」と心の中で叫ぶ。
薬味なしでまずひとつ。シャリとの相性バツグン。さりげなく上品だが、やはり石垣牛ならではの存在感がある。次にわさびをのせていただく。さっぱりと和のテイストで、さきほどとは全く異なる趣。
さらにおろしにんにくでいただく。にんにくの強さに負けない、むしろ石垣牛の強みがほどよく引き立て合う味わい。この順序で繰り返し、エンドレスでいただきたい・・・。いくらでも食べられそうでこわいくらい。お肉が苦手な方でもきっと大丈夫。またまたわがままを言えば、キリッとしたスパークリングワインと一度、試してみたい!
■ 石垣牛ステーキ ¥3,000
ジュッージュッーという美味しそうな音と存在感のある香りが一気にその場の空気をひとりじめにする。
油が飛ばないように上からかかった薄紙を女将さんが取ると、ミディアムレアよりややレアなちょうどいい感じのザ・石垣牛ステーキが登場した。「これは、すぐに食べないとダメ」という女将さんの声に促され、ほおばると・・・、美味しいもの食べた時にをよく使う「ほっぺが落っこちる」状態がそこにあった。ジューシーでやわらかいのだが、きちんと弾力がある。(思い出しながら文章を書くと、もうたまらない)
風光明媚な石垣島の自然の中、道筆鉄人がこだわり抜いた食餌と育て方を信頼できる生産者と連携したからこその味なんだといたく感動。いいお肉だからこそ、焼き加減が素晴らしいとなお、美味なのだと実感しきり。また食べたい!
■ 石垣牛サラダ ¥1,500
「はい、どうぞ」女将さんの爽やかな声といっしょに卓に運ばれたのは、涼やかな琉球ガラスの器に盛り付けられた石垣牛サラダ。
料理の要素のひとつにデザインが挙げられるというが、まさに、いただく前から「美味しい」が伝わってくる。表面を軽く炙り薄くスライスされたレアタイプの石垣牛を、この料理だけに作られたオリジナルドレッシングが彩る。
石垣牛を1枚取り、ドレッシングの中の細かく刻まれた野菜を巻き、いただく。「!!!」美味しい、という言葉しか出て来ない。
女将さんにドレッシングについて伺うと、調味料は、酢、レモン、サラダ油、しょうゆ、さとう、オレガノ、ローリエ、チリペッパー、刻んだ野菜はトマト、ピーマン、玉ねぎ…、以上とのこと。
しかし、この料理は、ここに並んだ材料以上の味がする。和+洋+中華+エスニックそして琉球テイスト。いわゆる多国籍料理とは一線を画する味わいだ。プロフェッショナルの手になる、しかし、どこかホッとするような優しさがある…。何度いただいても飽きない、そんな一品だ。産者と連携したからこその味なんだといたく感動。いいお肉だからこそ、焼き加減が素晴らしいとなお、美味なのだと実感しきり。また食べたい!
■アグーのスペアリブ 特製ソース焼き(限定メニュー) ¥1,500
目の前に表れたのは、圧倒的な存在感、まさにザ・お肉!王道ここにあり!という風貌。
「手づかみで、豪快に!」という女将さんの声に素直に従い、思いきってかぶりつく。美味!食べれば食べるほど美味!でも、不思議、一般的なスペアリブは、食べているうちに油の味が気になってくるものだが、このサイズで全くしつこさがない。さすが、今帰仁のスペシャルなアグー。
にんにく、しょうが、玉ねぎをすりおろした特製ソースで長時間煮込んだ後、さらに焼いているので、じっくりと中まで味が染みている。なるほど、骨離れがいいのは、これがポイントなのだ。
聞けば、このスペアリブ、1頭のアグーからわずか2本しか取れないとのこと。なんというラッキーな巡り合わせ!沖縄では、美味しい食べ物によく出会う人のことをクゥエーブーと言う。思わず神様アリガトウと思ってしまう。これって、ビールや泡盛にも合う味だが、わがままを言えば、フルボディのシブイ赤ワインといっしょにいただけたら、もっとしあわせかも!と思う。
■ グルクンチップス ¥780
沖縄の県魚グルクンと言えば、唐揚げが定番。ここがとらやのちょっとひとひねり技の見せドコロ。グルクンチップスは大将と女将さんのカジュアルなセンスが光る一品だ。目にもカラリと揚げられたグルクンとにんにくチップスをいっしょにいただく。
「カリッ」といい音がする。グルクンの軽さと揚げたにんにくの相性がバツグン。チップスの名の通り、ついつい手が伸び、後をひく味だ。これは絶対ギンギンに冷えたビールといっしょがいい。でも、もしかすると、ウンと辛口の白ワインもいいかも。
グルクン→にんにく→ビールの素敵な三拍子を繰り返していると、しあわせな気持ちになってくる。三拍子を繰り返していたら、お皿の上にはグルクンの骨が・・・。骨せんべいよろしくまずは、しっぽから。こちらも「カリ、カリ」とした歯ごたえが美味。次に頭をやっつける。ずっとビールを飲み続けるビール党には、絶対おすすめの一品。グルクン唐揚げ大好きだったら、必ず気に入ること間違いなし。
■ 石垣牛コロッケ ¥680
色とりどりの野菜があしらわれたお皿の真ん中にドンと1個の存在感。何て贅沢なコロッケ。
お箸を入れると、サクッといい音がする。大きくほおばると、ホクホクのマッシュポテトに石垣牛の優しい油がじんわり染み込んでいる・・・。石垣牛の他には、枝豆のみのシンプルな一品。しかし、シンプルな料理だからこそ、素材のよさと熟練の技が光る。
昔懐かしいお肉屋さんのコロッケの雰囲気と、料理人の感性がひとつになった、「とらや」ならではの味わいだ。ブランド牛としてすっかり定着した石垣牛だが、ステーキやしゃぶしゃぶなど、肉そのものを楽しむいただき方が王道かも知れないが、シンプルな料理に素材として使われているこんな料理も一興だ。
■ 刺身盛り合わせ \1,000〜
涼し気な琉球ガラスに並んだのは、新鮮な刺身六品。ガラサーミバイ、アカジンミーバイ、マグロ、シャコ貝、島ダコ、マクブ。沖縄の独特の魚介類にあまりふれたことのない本土の方には、きっとなじみのない名ばかり。 舌の肥えた沖縄魚介ファンにはたまらないラインナップ。
いわゆる本土の魚介とは、食感が異なるが、それと同じ線に並べず、食してみると次第にクセになっていく。とらやでは、沖縄の魚介にマッチした独自の刺身醤油を用意している。これが、ぴったりはまっている。これまで、沖縄魚介の刺身はちょっとという方も、再チャレンジをおすすめ!相性のいいお酒はやはり泡盛だが、目先を変えて、一度、キリリと冷酒や白ワインでいただきたい。。
